知っておくことで慌てない
【楽しもう!】出産までにプレパパができること。の記事で
プレパパの「出産までに何をができる?」についてお伝えしています。
皆さんは産前産後の手続きにどんなものがあるかご存じでしょうか?
誰もが思いつくのは「出生届」ですよね。
あとは子の保険証発行、児童手当などでしょうか。
実は妊娠したときにも役所に届け出が必要ですし、産後は様々な助成制度、手当金の申請があります。
「なんだか面倒だなあ」と感じる人も多いと思いますが、これらはすべて今後の生活をよりよくするためのもの。
身体的にも精神的にもつらいママをサポートしていくひとつの手段だと考えて、プレパパ自身が率先して「パパとしての初仕事」をやっていきましょう!
この記事ではプレパパ(=妻の初出産を控えた男性)の、
「産前産後にやるべき手続き」を「何のためにやるのか」明確にしながらお伝えします。
tomn妻の「攻略チャート」
tomn妻が全体の攻略チャートを作ってくれたよ!
ものすごく大変だったから是非使ってくださいな。
下の記事でもっと詳しく見ていくよ!
産前の手続き
産前は大きく分けて2つの手続きが必要になります。
- 妊娠届
- 産休、育休に関する手続き
それでは順番に見ていきましょう!
妊娠届
お住いの市区町村役場に妊娠したことを伝えます。
- 目的:母子手帳の発行、母子保健サービスを受けるため
- 必要書類:妊娠届出書、マイナンバーカードまたはその通知書、本人確認書類
届出書はその場で記入します。
これを出さないとこれからずっと使う母子手帳がもらえません。
提出期限はありませんが、妊婦検診で利用できる検診票はいち早く手に入れたいところです。
妊娠が確定したら安定期を待たずにすぐに届け出ましょう。
産休、育休に関する手続き
これは働いているママ、育休取得を考えているパパが必要な手続きです。
必要な書類は会社によって異なりますので問い合わせましょう。
- 目的:産休または育休の取得、それに伴うサポートの依頼
- 必要書類:会社に問い合わせる
tomnは会社書式の申請書と母子手帳の「父母の名前が記載されたページ」のコピーを提出しました。
通勤費の支給や家賃補助を受けている場合はそれらの手続きも必要になってくる場合がありますので、取得を決めたらすぐに問い合わせましょう。
産後の手続き
産後のママは大きな事故に巻き込まれた重症患者と同じです。
心身ともにボロボロで赤ちゃんのこと以外を考える余裕がありません。
鼻息荒くパパの初仕事に取り組めるよう、プレパパの段階からどんな手続きか知っておきましょう。
出生届
しゅっしょうとどけ、と読みます。(tomnは知りませんでした・・)
生後14日以内に居住地もしくは出生した場所の市区町村役場に提出しましょう。
- 目的:赤ちゃんの戸籍登録、その他福祉保健サービスを受けるため
- 必要書類:母子手帳、出生届と出生証明書、届出をする人の身分証(届出人は父母でなくても良い)、印鑑
出生証明書は基本的に病院で貰えます。
出生届とセットになっており、出生届は自分で記入します。出生証明書は医師または助産師により記入されたものが渡されます。
居住地で出生届を出す場合は児童手当も同時に申請出来ますので、上記の持ち物に加えて預金通帳も持って行ったほうが良いです。
児童手当
中学卒業までの児童を養育している方に支給される手当金。
子供の年齢によりもらえる額が変わります。3歳未満は一律15000円(所得制限を超える方は一律5000円)です。
- 目的:児童手当金支給開始のため
- 必要書類:申請者の身分証、出生届、母子手帳、印鑑、預金通帳
↓↓詳細はこちら↓↓
出生日の翌日から15日以内の申請が必要です。
申請が遅れた場合さかのぼって請求することはできずその間の手当を丸々失ってしまいますので、早期に申請しましょう。
赤ちゃんの健康保険証の申請・被扶養者申請
健康保険に加入している場合は、勤務先の担当窓口に連絡し、子どもを扶養にいれます。
共働きの場合は、収入が高い方が扶養する方が税制面でお得です。
- 目的:赤ちゃんの健康保険証の発行
- 必要書類:申請者の健康保険証、出生届出済証明のコピー
国民健康保険なら自治体の担当窓口に問い合わせます。
赤ちゃんは生後6か月目までは風邪をひきにくいと言われていますが、それまでにも体調を崩す可能性はあります。
また生後2か月目から予防接種が始まるため、なるべく早く健康保険証を手に入れましょう。
申請をする際に赤ちゃんのマイナンバーを聞かれる場合があります。
まだ、マイナンバーカードを受け取れていない場合は住民票にマイナンバーが記載されていますので、取得しましょう。
乳幼児医療証の手続き(乳幼児医療費助成)
子どもが、健康保険を使って医療機関(病院・診療所・薬局・その他)にかかった場合、窓口で支払う医療費の一部(自己負担分)が助成される制度です。助成対象年齢や助成額は自治体により異なります。申請すると乳幼児医療証等が手に入ります。
- 目的:子どもの医療費助成制度利用のため
- 必要書類:子どもの健康保険証、印鑑
申請期限は1年間なので注意しましょう。
高額療養費制度
高額療養費制度とは医療機関や薬局の窓口で支払った額が、一月で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。
上限は年収により異なりますが自己負担額が9万円弱になる方が多いです。
入院や手術で高額になった場合は申請してみましょう。
費用が高額になることが事前にわかっている場合は、窓口負担を軽減できる方法もあります。
- 目的:医療費や薬代の負担額軽減
- 必要書類:理由により異なるため問い合わせが必要
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未熟児養育医療給付制度
低体重等で生まれた赤ちゃんが指定医療機関に入院した場合に、医療の給付を行う制度です。
対象となる症状や助成内容については自治体によって異なりますので、該当する場合は自治体の担当窓口に問い合わせてみましょう。
- 目的:医療費の助成を受けるため
- 必要書類:市区町村により異なるため問い合わせが必要
検診費用の助成申請(県外への里帰り出産の場合)
県外への里帰り出産の場合、妊婦健康診査受診票が使用出来ないため妊婦検診費用は一旦全額自己負担となります。
後日自治体に申請することで一部費用が助成されます。
申請するためには領収書と明細書が必要です。
- 目的:妊婦健康診査の費用助成
- 必要書類:領収書、明細書、母子手帳、申請者の身分証明書、印鑑、未使用の妊婦健康診査票、通帳
明細書については請求しないともらえない場合があります。実際私の場合も入院時の費用明細は病院に言わないと出してもらえませんでした。新生児の聴覚検査費用も助成対象なのですが、その領収書が見つからなくて窓口の人と探した結果、入院費用の明細に含まれていました。これがないと聴覚検査費用が助成してもらえないところでしたので、面倒だと思っても必要そうな書類は一通り確保しておいた方がベターかもしれません。
赤ちゃんのマイナンバーカードの発行申請
出生届を出すと赤ちゃんのマイナンバーが割り当てられます。
住民票にも記載されていますがカード化しておくと後の手続きが楽になります。
身分証明としても使えますので、早めに発行してもらいましょう。
- 目的:赤ちゃんの身分証明書発行
- 必要書類(スマホ申請時):赤ちゃんの個人番号通知書、申請書のQRコード、赤ちゃんの写真
- 必要書類(受取時):赤ちゃんの本人確認書類2点(健康保険証、母子手帳)、代理人の本人確認書類2点(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
スマホ申請の他、郵送やPC、証明写真機でも申請可能ですが、受け取りは直接役所に行く必要があります。
個人番号通知書:住民票登録から3週間で発行になるそうですが、tomnベビーのところには生後4か月になっても届いていません…
冒頭の攻略チャートと一緒に詳細を確認していこう!
リスト化して最高効率ムーブを考えたときは楽しかったね!
新幹線と在来線を駆使して飛び回ったねえ…
パパの初仕事は「誕生を世に知らしめること」
我が子の誕生を周りに伝えるのはパパとしての初仕事です。
それは家族や友人はもちろんのこと、会社、社会に対してもやらなくてはいけないことです。
自分の子どもが生まれたぞ!ということを世界中へ伝える行為だと思って、少し大変ではありますが率先していろいろな手続きをするようにしましょう。
もちろん出産後は赤ちゃんに「初めまして」、ママに「ありがとう」を伝えることをお忘れなく!